割引クーポンがあった方が目を引きますが
元々そういう「集客テクニック」です。
結果的にお店が儲かるようになっているシステム。
割引する料金も、
事前にちゃんと計算に入れて
採算が合うように料金設定をしてあります。
つまりソレが「定価」です。
でなければお店が潰れるだけです。
その割引を宣伝する広告費だって必要。
数万円から数十万円、やればやるほど高くなります。
その料金だって、ちゃんと上乗せされてます。
美容室の割引や広告代、
お客様が払ってるんですよ。
どの辺が「お得」なんですか。
美容室側が身銭を切って初めて
本当にお得な割引と言えるんです。
潰れますけど。
当店に割引クーポンはありませんが
もし仮に30%の割引をするとしたら?
1人のお客様にかけている時間や技術を
現在より30%、手抜きします。笑
「時短」のことですね。
より多く予約できる時間を確保する為です。
そして実際に予約してもらわなければなりませんので、
現在まったくやっていない広告を出すでしょう。
毎月毎月、広告費がかかります。
ので、さらに10%。
40%ほど、手抜きします。笑
または、先に40%定価を高くし
仕事の内容はそのまま、手抜きせずに
割引30%の広告を出す事になります。
もはや違う美容室です。笑
「誰得」なんですかコレ。
でもそうしないと、潰れてしまうんですよ。
最近ではご新規様に限らず
何回もずっとクーポンが使えるお店までありますが
それ完全に「定価」ですよね、「割引」されてませんよ。
では従来のご新規様1回だけの割引や、
2〜3回目までの割引は?
常連様(4回目以降)になった途端に損します。
最初から割引が目的で
美容室も髪型もどうでもいいし何処でもいい、
という方なら話は別なんですが
多くのお客様は
自分の髪を任せられる、
「長く通える」美容室を探してるんですよね。
であれば
常連様は定価や単価アップばかりされて
ご新規様ばかり割引しているような美容室に行くのは
お得どころか、損することに、なりますね。
割引で安いのも、元の定価が安いのも、一緒です。
安くするには、ちゃんと「カラクリ」があります。
安易な割引に、ご注意ください。