皮膜(コーティング)はほどほどに

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2015年08月01日

 

 


 

 

  馬鹿正直な美容師が

 

 1人はおってもよかろうもん。

 

 

 

 千葉は新検見川で美容室を営む九州男児です。

 

(都合の悪いことまで)何でも「ぶっちゃけ」ていきます。

 

 正しい情報を知り、

 

 より良いヘアスタイルを手に入れましょう。

 

 

 

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 にも当店の詳細・重要事項など掲載しております。

 


 

 

 

 

 

 大前提・・・髪は死滅細胞

 

       何をしても髪のダメージは治らないし

 

       何かすればするだけ余計に傷んでいく

       

 

 

 大前提②・・トリートメントも例外ではない

 

 

 

 

 しかし・・・

 

 

「髪の状態に合わせた適度な油分は必要なのです。」

 

 

この適度な油分とは・・・?

 

 

 

 

 続きです。

 

 

 

 

 また皮膚に例えてみましょう。

 

朝お化粧をして、夜に洗顔した後、

 

化粧水で給水、乳液で保水・・・

 

 

 

 ここまでが基礎化粧、

 

「ほどほどに」お肌の状態を整えてますね

 

 

で、また上からファンデーションしますか?

 

 

 

 もう寝る前ですよ?

 

ファンデーションは、覆い隠すモノ、表面のデザイン担当。

 

つまり油分などを配合したコーティング剤ですね。

 

 

 

 お肌に良いからファンデしてるわけじゃないでしょ。

 

だからファンデーションは

 

オイルクレンジングをするのです。 

 

 

 

 髪を洗ったあとにつけるリンス、コンディショナー

 

そしてコーティング剤たっぷりのトリートメント・・・

 

これらは髪にとってのファンデーションみたいなもの。

 

 

 

 もう一度「髪が金髪になる女の子」を振り返ってみましょう。

 

「自宅でも頑張ってコンディショナーなどをつけ置き

  ↓

「更にドライヤーも傷むからとオイルの流さないトリートメント

 

ここですね。これは・・・

 

 

 

 夜寝る前にもう一度

 

とっても厚化粧して寝ているのと同じ。

 

負担、かかりますよね。傷まないワケないよね。

 

 

 

 お顔だったら想像できますよね

 

 でも、髪の毛だと

 

感覚がないからか、気付けないのです。

 

 

 

 皮膚でも髪でも基本的には同じ様に考えられると

 

そもそも髪の毛って?

 

で書きましたね。

 

 

 

 つまり髪の毛にとって適度な油分とは

 

皮膚でいうところの基礎化粧までなのです。

 

ほどほどに〜とはこの事です。

 

 

 

 基礎化粧までと、ファンデーションの違いは

 

油分の強さ=コーティング力=「皮膜」の強さ

 

コーティング剤でできる「皮膜」が多く、

 

強いほど肌も髪も傷めてしまうのです。

 

 

 

 皮膜の強さ、コーティング力とは髪への吸着力です。

 

ファンデーションも長時間キレイをキープするものほど

 

洗い流すのが大変だったりします。

 

 

 

 その分お肌への負担も多く、

 

洗い落とす際の負担も当然多くなります、

 

そして洗い損ねがあると、これまた傷みます。

 

 

 

 また、皮膜が表面をコーティングしてしまうと

 

皮膚なら毛穴が、髪ならキューティクルが塞がってしまうから

 

正常に機能しなくなり、水分バランスも崩します。

 

 

 

 簡単に言うと、少しふやけてしまいます。 

 

また髪の中にある「結合水」というとても大切な

 

水分のバランスまでも崩すと言われています。

 

 

 

 物質が必要以上にふやけた場合、

 

やわらかくなって強度が落ちるのは想像がつくと思います。

 

つまり常に「傷みやすい状態」になってしまいます。

 

 

 

 皮膜の吸着力が強いければ強いほど

 

剥がれずらく、

 

剥がれる時のダメージも大きくなります。

 

 

  

 超強力なセロハンテープや瞬間接着剤など

 

吸着が強いほどに

 

剥がした時に貼った部分が破れるのと似ています。

 

 

 

 コーティング剤が吸着し

 

 キューティクルが正常に機能しない

 

  ↓   

 

 余計な水分が残る

 

   ↓

 

 逆に「結合水」などの水分バランスは崩れ失う

 

   ↓

 

 ふやけた強度の低い状態のまま過ごし

 

 普段よりも傷みが酷くなる

 

   ↓

 

 ふやけた状態で強力な皮膜が剥がれて更に 

 

 キューティクル損壊

 

  ↓

 

 髪の内部タンパク質や水分が流失し

 

 空洞だらけのダメージ毛に・・・

 

   ↓

 

 傷んだからと、更にトリートメントなどの

  

 皮膜をベタベタつけてしまう

 

 

 

こうして髪は取り返しがつかないくらい傷んでいきます。

 

 

 

 

 ちなみに、更に大変なのが

 

皮膜が強いトリートメント、つまり擬似的に髪をキレイに

 

見せようとするトリートメントほど

 

 

 

 セットで売っているシャンプーの洗浄力も弱い。笑

 

またはシャンプーにも余計なもの混ぜてる・・・

 

なぜならコーティング剤が落ちて手触りや見た目が悪くなると

 

 

 

 売れないから

 

 

 

 ツルツル、ツヤツヤなど表面の質ばかり重視してしまい

 

髪の毛のキューティクルや

 

中身のことが考えられていません。

 

 

 

 こうしてず〜〜〜っと皮膜びっしり状態の髪の毛は

 

その時がキレイに見えてしまうだけで

 

中の方ではどんどん傷みが加速していくのです。

 

 

 

 

 皮膜でびっしり覆われた表面が

 

綺麗に見えているだけ。

 

その中で髪は徐々にボロくなっていく

 

 

 

 強すぎるファンデーションと

 

肌に優しいなどと言って、ちゃんと落ちないメイク落とし

 

こんな組み合わせ、お肌によいわけありません。

 

 

 

 ただ皮膚はターンオーバーが早いので

 

傷んだとしてもまた新しい皮膚とすぐ入れ替わりますけど

 

髪の毛はそうはいきませんね。

 

 

 

 

ショートでも1年

 

ボブなら2年

 

ミディアム3年

 

ロング4年・・・個人差はありますが

 

一度傷んだ髪、そしてヘアスタイルをキレイに戻すまで

 

こんなに長い年数がかかるのです。

 

 

 

 髪にとっての基礎化粧、

 

乳液程度でほんのりトリートメントと、

 

ちゃんと洗えるシャンプーが必要。

 

 

 

 まぁそんなわけで当店では

 

DO-Sシリーズのシャンプーやトリートメントを

 

使用してるんですけどね。

 

 

 

 こちらの商品についてはまた改めてまとめますが

 

市販は問題外だとして、サロンのモノも、上記した通り

 

混ぜ物が多かったり、洗浄力が弱すぎるモノが多いのです。

 

 

 

 トリートメントや「皮膜」について、なんとなく

 

分かってきましたでしょうか。

 

自宅でのヘアケアも、やり過ぎは危険なのです。

 

 

 

 

・・・では、最も強力で、最も髪を傷める「皮膜」って

 

続く。

 

 

 

 

 


 

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