ヘアカタログや、テレビに出ているモデルや女優さん達
とても華やかで、ヘアスタイルも、もちろん素敵
あのスタイルいいな
次はあんな風にしようかな・・・
・・・成功、しましたか・・・?
今日も口うるさい接客をして参りましたyamaBです(ごめんなさい)
もっと楽に、もっと素敵に、
ヘアスタイルを、本当の意味で楽しんでほしい・・・
そう思うと、ついついシャンプーでツボを狙う指に力が入るし
ヘアケアやスタイリングの話がヒートアップしてしまいます。
もっと早く、もっと上手に、もっと沢山の人に・・・
私が生涯で担当できるお客様の人数なんて、たかが知れています。
いや、美容師1人が担当出来るお客様が、ですね・・・
私が尊敬している大先輩方は、とうの昔にパンク中^^;
もう予約がいっぱい過ぎてとれない・・・
願っても全員が、そんな上手い人には担当してもらえない
「人手」が足りない
だからこそ、1人でも多くの美容師さんが
本気で勉強や練習をして
カットや薬剤の「意味」を理解しなければいけない
髪の傷み状態やカットの状態が限界をこえ
目の前にいるのに、どうする事も出来ない事の歯痒さは
美容師なら、分かるはず
本当に、美容師、なら。
美容業界そのものと、美容を必要とする紳士淑女の皆様のために。
楽しんで、頑張りましょう。
ここでもう1つ大切になってくるのは
それをお客様へ伝える事です。
どんなに完璧なスタイルを作っても
スタイリングが出来なきゃ意味がないのです。
よく雑誌などでも美容師さんのコメントで
「再現性の高いカット」などと書かれていますね。
この「再現性」こそ「スタイリング」のことです。
そもそも「再現」しようとしなければ
「再現」されません。
髪の毛ですからね
形状記憶合金やオートマとは違います。
再現性の「高さ」は、スタイリングが
「より、やりやすい」ですからね。
理論上不可能なくらい0コンマ数ミリもズレのない
完璧なスタイルを作っても
寝癖ついたら終わり^^
前置きが長くなりましたが
ヘアカタやテレビなどで見るヘアスタイルのカタログは
正直、yamaBはあまり使用しません(B)
言われれば渋々もってはいきますが・・・笑
ヘアカタなんてものは
言葉でうまく説明できないニュアンスを
お互いに確認する為だけのもの!
ヘアカタ通りにお願いしたお客様も
逆に、ヘアカタ通りにお願いされて受けてしまった美容師さんも
リスクは高い(B)
とくにパーマとかね・・・
・限りなく重めなスタイルなのに、ハッキリ動きがあるパーマ
・重力に逆らい、髪が宙に浮いているエアリー感
・無造作に入り乱れながらも束感がクッキリ見えるスタイル
なるほど確かに素敵なスタイルがいっぱい載っている・・・
ほぼ全部コテっ!!(B)
おそらく撮影の前にパーマはかけているでしょう。
嘘はついていないでしょう。
仕込みバッチリ、さぁ本番・・・
はいコテっ!!!笑
かーらーのー
オイル!
ワックス!!
スプレー!!!
照明各種!!!!
連写しての奇跡の1枚ドーン!!!!!
「皮膜」で
ツヤッツヤ!!!!!!
自宅での
再現性
高い!?
ね。
美容師さんはまずそこらへんをちゃんと踏まえた上で
ちゃんとカウンセリングして
そのスタイルが、どういう事を意味するのかをちゃんと伝えないとです。
どう見たってコテで巻いてるだろってスタイルを
カットパーマの予約で希望されて
「あ、分かりました〜」って、どうでしたか?
失敗しませんでしたか?
私はしましたよ(B)
・・・あ、カットがちゃんと切れているとか
パーマがちゃんとかけれている事が前提のお話ですからね。
それらが出来ていれば、実際、限りなく近いものは
現場でも出来ますからね・・・その時だけなら、ね。
これは現場で美容師がお客様に説明するべき事なのですが
お客様も、あまり美容師さんに無茶ぶりしないようにしましょう。笑
そしてヘアスタイルにあまり夢を見すぎないようにしましょう。
ヘアスタイルは、とってもアナログで、リアルなものです。
自分の、為ですよ。
結果として、失敗してしまいます・・・からね。
ヘアカタの、それこそ美容師が全力で作り上げた作品を
自宅で再現なんて、普通はまず、無理ですから、ね・・・。
ヘアカタに載っている作品全部の事じゃないですからね
実用的で
優れていて
美しい
形あるもの
機能美
それが、ヘアスタイルに大切な美しさだと、Bは思うわけです・・・。