髪は「天然素材」であり
最初から「完成品」である。
最初から夢のない話を書きますが
全て現実の話です。
現実を受け入れなけれは、人は正しく先に進めません。
髪は角質化した古い細胞でできています。
血や神経は通わず、栄養の消化や吸収、結合もしません。
細胞分裂して増えたり再生する機能はないんです。
「生き物」ではなく
生き物(哺乳類)に生えている、
あくまでも「毛」です、生命活動はしていません。
「毛根」が髪を作り、
外へと押し出し続けているだけ。
だから切ったり染めたり出来るんですよね。
伸びたら切る、いずれ抜ける、また生える。
爪や皮と同じ、随時入れ替わっていくモノ。
それが髪のターンオーバーです。
それ以外に、
髪が新しく、綺麗になる事はありません。
1度傷んだら、抜けるか切るまでそのままです。
頭皮から生え出て来たばかりの
何もされていない、何も付いていない状態こそが
最も完全な100%の髪です。
あとは徐々に傷んでいくしかありません。
「形あるもの皆壊れる」
絶対に、傷み続けていきます。
何をしても、いや、何かしたらしただけ、
どんな成分であろうとも付けたら付けただけ、
髪にとっては異常であり、異物でしかないです。
また髪はとても複雑な構造をした「天然素材」
人に、髪を1から作り出す事は出来ていません。
作れないのに、治せる理屈がありません。
塗っただけで、髪と本当に同化する成分などは
まだ無いんです。
「どんな髪が生えるか」も
遺伝子レベルの話で、人が生まれる前に決まることです。
生えた時には「完成品」で「ソレ以上」はありません。
人には「髪質ごと改善させる」なんて事も出来ません。
髪質を良くしたり、傷みを治したり
現代の科学ではまだまだ不可能です。
逆効果でしかありません。。
でも、どうせなら、綺麗な髪がいい。
でも、何かしたら、もっと傷む。
だから「余計な事をしない」ことが大切になります。
つまらない誇大広告に踊らされてはいけません。
お金も髪も無駄遣いです。
抜けるか切るまで余計な事はせず、
出来るだけ傷みが少ない状態を維持しながら
必要最小限のダメージでデザインする。
これが最も美しい状態でヘアスタイルを楽しむ為の
唯一無二の方法です。