15B 一撃必殺白髪染

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2015年08月08日

 こ、コーヒー牛乳・・・美味・・・やまBです。

 

 

 

 本日担当したヘアカラーのお客様

白髪染めとかグレイカラーと言われるカラーでございます。

 

 

1ヶ月もすると伸びてきてしまうので

定期的に「リタッチ」と良く言われる

「根元だけのカラー」をされているそうです。

 

 

これは素晴らしい事ですね。

毎回毛先まで染めるわけではないので

髪の毛のダメージはカラー1回分で済みます。

 

 

しかもホームカラーではなく、

ちゃんと美容室でやっているそうです。

これも素晴らしい事ですね!

 

 

リタッチ、ヘアカラーの塗り分けは

自分ではとても出来ません。

美容師の私ももちろん自分には出来ません。

 

 

根元が伸びたら、皆様もお近くの美容室へ是非っ!

 

 

 

 そんな、神聖なる(?)リタッチカラー

ここで問題になってくることは何かと言うと

ずばり!

 

 

美容師側の技術力

 

 

 本日のお客様、パッと見れば分かるのですが

 

 

 根元地毛

 

  ↓

 

 中間は白髪が浮いて見えていて全体が少し明るい

 

  ↓

 

 毛先は白髪は染まってるけど、中間より暗い

 

 

 

・・・雑っ

 

 

 上手な美容師さん達なら

上記の髪の状態を文字で読んだだけで

「あ〜はいはい」ってなもんでしょう・・・

 

 

 カラーも、グレイカラーも、そしてリタッチカラーも

そんなに簡単な技術ではないですよっ!

甘く考えてたら高くつきまっせ!笑

 

 

 

 いくらリタッチと言ったって、

毎回毎回リタッチだけじゃ、そりゃずっと前に染めたっきりの

中間部分あたりは明るくもなってくるでしょう。

 

 

その明るくなってきた中間に合わせて

またリタッチだけをしたら、どんどん明るくなっちゃうよ!笑

 

 

 逆に明るくしたいお客様には、こういう手段を

オススメするんですけどね◎

 

 

何回かに1回は、中間から毛先を染めるか

リタッチなんだけど、あとで馴染ませて

中間から毛先に少〜しだけ色素を足してあげるとか・・・

 

 

お客様がリタッチがいいー!って言ったとしても伝えないと・・・

こういうことを伝えるのがカウンセリングなのです。

カウンセリングはとっても大事なのです。

 

 

まぁこれは、またなんとか修復出来るからいいのです。

 

 

 

 毛先の部分、中間より暗い

ずっとリタッチだけならこうはなりません。

では何故、中間部分を飛ばして毛先だけ?

 

 

1つは上記した通り、何も考えず明るくなっていく中間に

合わせて本当にリタッチだけを遂行したケース。

 

 

・・・でもそれなら、もっと根元に向かって徐々に明るくなるし

こんなに毛先だけ暗いか?と気づかないといけませんね。

 

 

ならば後はもう1つ

毛先、何かやってんべ・・・笑

 

 

ここもカウンセリングでちゃんと聞いて

聞いた以上は対策しましょう。

 

 

今回のお客様は大当たり

1〜2年以上前だけどデジタルパーマやってました。

 

 

デジタルパーマは最高90度ほどの熱を使用するパーマです。

髪の毛は熱によりタンパク変性をします。

もちろんダメージもあります。

 

 

そんな髪の毛は通常の髪とはもう性質が異なりますので

カラーが明るく染まり辛くなります。 

 

 

と同時に

染めた後も明るくなりにくい = 暗くなりやすい

という状態なのです。

 

 

となると今回はシャンプー台で乳化という

揉み込んで馴染ませる手段は取れませんね

毛先だけどんどん暗くなりますからね。

 

 

根元のリタッチ後

中間部分にお席で馴染ませて、シャンプー台では

すぐに流さないといけませんね。

 

 

まぁこれも、対処は出来ますからね。

沈み過ぎたらアウトですから気をつけてくださいね。

お客様も美容師さんも。

 

 

 

で、です。

今回1番の問題点。

 

 

中間の白髪が浮いて見えてる!

 

 

時間が経ったから?

いいえ

こんなにガッツリ、鏡越しにまで見えている・・・

 

 

そもそもちゃんと染まってないっ!!

 

 

今回は中間部分が多少明るくなってきていたから

なんとかね、中間まで馴染ませて繋ぎました。

 

 

本当は中間部分にも根元とは違う薬を塗りたいくらいでしたが、

お客様も時間なくて、リタッチしかお受け出来ませんでした。

次回は中間まで染めるようお伝えしましたが。

 

 

 最悪なパターンは

中間から毛先がとくに明るくもなっていなくて

全体的にも暗くしたくなくて

なのに中間から先に白髪が浮いて見えている時っ!

 

 

もうね

これは無理なのですたい・・・

 

 

白髪を染める為には、馴染ませた程度じゃ染まらんのです。

黒い髪よりも、量もたっぷり時間もしっかり必要なのです。

 

 

中間から先の部分が、暗い=明るくなっていない場合

そこを根元の地毛と同じように染めたら、どうなるか・・・

 

 

白髪以外、地毛の黒い子ちゃん達がもっと染まって

いや染まり過ぎて黒く沈みます。

結局根元より暗くなってしまい、色が繋がらないのです。

 

 

つまり、もう、全体的に暗〜くしていただくしかない・・・

 

 

普通のヘアカラーも基本的には同じですが

とくに白髪の場合はたっぷりしっかりと染めなければなりませんから

 

 

最初の1回でしっかりと染めなきゃ後から直せないっ!

もっと暗くするなら大丈夫。

きっとかなり暗くなりますが・・・

 

白髪染は一撃必殺!!

 

 

が、大事なのです・・・笑

 

 

 

長くなってしまいましたね・・・

たかがリタッチ、されどリタッチです。

奥は深いのです。

 

 

色の差、髪の状況を見て取れる「目」

それと、髪がちゃんと染まるよう、髪から皮膜などの

余計なものを排除する技術や知識も必要ですよ。

 

 

お客様も〜

あんまり安いからって変なカラーしちゃ高くつきますよ。

サロンカラーも、ホームカラーも。

 

 

あと、なんでもかんでも髪につけて

皮膜だらけにしたら、後々髪も傷んでいくし

こういうカラーの染まりも悪くなりますからね。

 

 

「足す」より「引く」ですよ◎

 

 

 

 美容室の商品は、お客様の髪そのものです。

 

 

美容師側は、当然プロとして正しい知識を学び習得する努力と、

それらの真実お客さまに伝える努力をしないといけません。

 

 

また、お客様側も、その髪の持ち主なのですから、

その真実を活かして

日々のヘアケアに気をつけてもらう必要があるのです。

どちらが欠けても、良いスタイルは出来ません。

 

 

素敵な信頼関係を気づいて

気持ちよくヘアスタルを楽しんでいって下さい◎

 

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