パーマはヘアスタイルの形そのものを変えてくれる便利な施術
それゆえ、逆に失敗が最も多い施術の1つだと言える・・・
1つ目の原因はカウンセリングが適切であったか
2つ目の原因はカットが適切であったか
では、カウセリングもちゃんとやって
カットもしっかり切れている、のに失敗するのは何故なのか・・・?
間が空きましたが、続きです。
いよいよ。パーマそのものについて書いていきましょう。
まずは〜
③希望スタイルに適したパーマを選んだか
ここは、
①カウンセリングは出来ていたか
と被ります。
代表的なパターンで分ければ
・普通のパーマ = ウェーブギャップが大きい
・エアウェーブなどの特殊系 = ウェーブギャップが少ない
私はエアウェーブを推しメンでいこうと考えていますが
どちらにもメリット・デメリットがあります。
(あ、前にも書きましたが
そもそも「ソレ、コテじゃん」っていうのは、ここでは無し。)
種類をどうするか、
あとは、そのパーマでのさじ加減をどうするか、です。
お客様が自宅で、どれくらい再現できるか、の逆算。
少なくとも私の感覚では
美容室での仕上がりが丁度良い、
つまりパーマ、そのものとしては成功で、
パッと見、確かにパーマはかかっている。
とか
「あ〜ちゃんとかかって良かったわ〜」
なーんて思いながら、
最後美容師さんがブラシやスタイラーなど道具を駆使したり
なんか色々「皮膜」やら何やらベタベタつけたりして
しっかり仕上げしてる場合
それ多分失敗しています(B)
ここは、正直、お客様側の個人差が半端ないのですが
お客様が求めている完成系のスタイルと
お客様のスタイリング内容と照らし合わせて、
若干、強めにかけないと数日後に失敗と分かる。笑
お客様が自宅で再現出来なければ、かけた意味なし!
とくに普通のウェーブギャップの大きいパーマは
弱すぎるかな〜くらいだと
即落ちするし、
ちょうど良いかな〜くらいだと
重力とドライヤーでほぼ間違いなくダレます。
「落ちたんですけどー」
「かかりが弱いんですけどー」
というクレームが目に見えるようだ、恐ろしい!笑
かと言って!
じゃ落ちないように!ダレないように!
と、強めにかけて、強くかかり過ぎてしまった場合はもっと最悪
ワシャワシャで、ボリュームも出すぎて収まらない
まさにくせ毛に悩んでます!状態になるし、
ショートでやったら中途半端な、アフロです。
コントみたいな頭になります。
見た目からして、おそらくこっちは許してもらえません。笑
どのパーマで、どれほどの強さにするのか
カウンセリングでバッチリ打ち合わせ出来ていても
ここらへんの駆け引きや見極めができないと意味なーいよー
って事
・・・かーらーのー
④ワインディング知識・技術が伴っているか
です。③にかかってきますね。
選択が出来て、強さの見極めも出来て、
「こうやってパーマかけよう!」と思っても
それを実践する腕がないと始まりませんねー。
美容師の言う「ワインディング」とは、ザックリ言うと
パーマをかけるための「ロッド」(何かカラフルな筒状の棒)を
髪の毛にあらゆる方法で巻き巻きしてゴムで止めるアレです。
「ワインド」の〜ing系です。
正直言ってカウンセリングでしっかり確認が出来ていて
パーマをかける前提のカットが正確で上手だったなら
デザインとしてはほぼ上手くいったも同然です。
・・・正直①②③が出来ていて、
④が出来ないやつなんているんかいノ
と思いますが、内容や技術によっては、あり得るでしょう。
全ての内容があらゆる要素でリンクし前後しているのに、
ソレを無理やり文章で順番にまとめて書いているので
読み辛くて申し訳ない!
そんなに簡単な、内容じゃそもそもないのですたい(B)
で、仮に「ワインド」が下手過ぎた場合
または、巻き方のパターンが全然分からん!という
知識不足だった場合、もちろん失敗するでしょう。
そりゃね!
当たり前の、基本中の基本とも言える
国家試験でも試験内容にワインドが出るほどです。
が、決して、甘くはありません。
求めているスタイルによって、
ワインドは道具も巻き方も変化します。
髪の状態、薬剤との関係でも変わってきます。
ロッドそのものも変わるし、毛束の厚みも変わるし、
回転数も変わるし、テンションも、引き出す方向も
ファワードなのかリバースなのか逆巻きなのか、
そもそも何処を巻くのか、
何回転させるのか・・・などなどなどな・・・
またそれぞれの組み合わせ、バランスが合っているか。
この辺は、あまりにも細かい話で、ケースバイケースですし
お客様は、このへんは読んでも、実際にサロンで見ても
それが良いのか悪いのかは、分からないはず(B)
ということで
こういった基礎技術も、出来ている、という話で進めましょ〜
続く。