細かいことを書き出すとキリがありませんけれども
おそらく、今回でひとまず一段落つけておきましょう。笑
タイトルが気持ち悪いですね。笑
①カウンセリングも出来た
②カットも上々
③パーマの種類もベストチョイスで
④ワインディングも適切な巻き方
⑤余計な「皮膜」などもつけなかった、として・・・
あと、何が足りないのか?
⑥そもそもパーマの理論を間違えている。
・・・は?
って感じだと思います。
現実に多くの美容室では、未だに間違えたままのようです。
大抵の美容室でのパーマの流れは
シャンプーをする
↓
カットする
↓
ワインディングする
↓
1液(還元剤)を塗布する(ほとんどがアルカリ性)
↓
時間を置く(機械で加温する事もある)
↓
チェックしてかかっていれば・・
↓
酸リンスと呼ばれる薬剤でアルカリを止める
↓
2液(酸化剤)を間を空けて2回塗布する
↓
流して、終わり。
昔っから、基本的にはずっと変わらない施術内容です。
やられてるお客様には、さすがに分からないでしょうが、
ほとんどが、この流れです。
(※1例として、ごく普通の、ウェーブギャップの大きいパーマの流れです。)
もちろん違うやり方だ!って美容師さんもいるかも知れませんが
まだまだ多くの美容師が、上の流れを見て
「そうだ」と思うでしょう。
では「そうだ」と思った美容師の皆様・・・
何故この方法でパーマをかけているのですか?
そもそもコレは、
髪の中で何が起きているのか分かりますか?
もし分かっていたとして・・・
それが正しいと言う理由や
根拠はちゃんとありますか?
1部の美容師さん達を除いて
この問いに即答できる美容師さんは、
実に少ないのが現状。
きっと普通のパーマに限らず、
クリープパーマの理論が間違いであった事も、
そのため、エアウェーブの基本手順も間違いだということも、
知らない方が、多いでしょう・・・
就職した美容室で行っている施術内容を
その職場の先輩達から後輩たちに受け継いているだけだからです。
また、メーカーさんの持って来るパンフレットなどに
使用方法として、そう載っているからです。
これはサロントリートメントの時と、同じですね・・・
「なんとなく」それで良いと思ってきた。
そうです。
明確な理論や根拠を、
美容師も知らないままパーマかけているのです。
髪の毛の事や、パーマの理論を正しく理解している美容師さんなら
そもそも⑤のように「余計な皮膜」をつけたりはしないでしょう・・・
ということは、です。
サロントリートメントなどを常用している
世の中の半数以上を占める美容室と、
そこで働く美容師さん達は
⑥に当てはまる、可能性が非常に高いということです。
そりゃ、失敗しますよね。
正直言って、①〜⑥までを正確に理解していたとしても
必ずしもパーマが成功するとは限りません。
美容師は、技術職だから。
正しい知識と、それを元に行われる厳しい実技訓練、
その上で挑む実践、経験、反省、考察、復習、練習・・・
これを考えながら行わなければなりません。
それでも失敗する時はするのです!
①〜⑥、どれか1つでも赤点があれば、きっと失敗します。
なんとなく上手くいっても
その場、その時だけの、まぐれである可能性が高いと言えます。
成功も失敗も何もないでしょう・・・
元から間違ってるんだから・・・ね。
美容師さんは・・・勉強と、練習をしましょう。
出るとこ出たら、白い目で、見られまっせ・・・
自分自信、失敗したり、苦手意識あったりで
パーマそのものを嫌いになってしまったら・・・
それは、美容師として、きっと悲しい事です。
お客様は、こうして書かれても、イマイチ分からないはずです。
正確な方法などを書かれても、仕方ないと思うので書きません。
正直、私も含めて
①〜⑥まで全てが平均点を超える様な美容師がどれほどいるのか・・・
全体の1〜2割、いるのか・・・どうか・・・(B)
私も、もっと、頑張ります。