髪の毛に余計なものを
つけない、残さない、被膜は最低限度にする
「足すより引く」というヘアケア方法
美容室での施術も同じですね。
最悪な、でもよくあるお話を少々
例えばパーマの場合だと・・・
最初に優しいアミノ酸系だかのシャンプーで軽く洗う
↓
ダメージしないようメンテナンスや栄養補給という名の
「処理剤」をつけるオプションメニューを勧められる
↓
「傷まない」とか「優しい」とか「やるほど綺麗になる」とか
そういうパーマ剤を勧められる
↓
パーマかかったら「酸性」の液かけて2剤かけて終わり。
↓
そのあと流す。シャンプーはしない
↓
パーマで多少なりとも傷みはあるからと「サロントリートメント」
でのヘアケアを勧められる
↓
流したらお席に戻って、オイルなどの流さないトリートメントつける
↓
ドライして、またオイルなどをつけて仕上げ
↓
「今晩は洗わないように」と教えられる
ざっくりとですが
これが「足す」パーマのありがちパターンですね。
経験のあるお客様も多いのでは?
まったく「引く」場面がないですね。
その日、その時はツルツルツヤツヤで
良い感じに見えるんですけどね。
「足した分」の傷みと「引かなかった分」の傷みが
後々何倍にもなって返ってきますよ・・・
では今後のオススメの施術パターン・・・パーマ編です。
DO-Sシャンプーなどのちゃんと洗えるシャンプーで
余計な皮膜を除去しておく。
トリートメントもDO-Sなら「皮膜」にほぼならないので
必要ならつけておく。
↓
「処理剤」とか要らない。引きましょう。
余計なものを「足す」と、その分薬剤が薄まったり、
髪に浸透し辛くなるなどの弊害あり。
それでもパーマはかけなきゃいけないから、
結局パーマ薬剤の方を強くしたり、加温したり、時間長くしたり
余計に傷める必要すら出てくる危険性大。
そもそもなんで最初に洗ったのよ・・・
↓
「傷まない」とか「優しい」とか「やるほど綺麗になる」とか
そういうパーマ剤・・・
そんなもん無いっ!はい引きましょう。
こういうのは薬剤の中に感触向上成分として
すでに「処理剤」や「サロントリートメント」的な成分が入ってます。
傷んで、見えない様になっている薬剤なのですね。
あれ?最初「処理剤」も勧めたのに?・・・ふふ、怖いですねぇ。
しかも「処理剤」すると薬が薄まると上記しましたよね?
そう、ここも同じなのです。
こういう薬剤、薄くなってる分、威力を強くしてるか
熱などの追加ダメージが必要・・・い、意味ねぇ・・・
ね、見えないだけ!
ここでは髪の毛そのものの状態に合わせて
余計なモノが入っていない純粋なパーマ剤を使用。
↓
パーマかかったら、いきなり「酸」なんかかけずに
髪の中にパーマの薬剤が残留しない様に処理する!
はい!ここ大事!!テスト出る!!!
これも「引く」なのです。
↓
で!そのしかるべき処置をした後に、専用の薬剤で
アルカリの除去をする!!!
もちろんこれも「引く」ですよね。
↓
で、パーマの後だけど、ちゃんとシャンプーします。
これも髪に残留する薬剤を減らす「引く」ためです。
↓
そして〜
「サロントリートメント」は絶対しない
これはもうお馴染みですね〜
パーマなど薬剤を使用した後は、どんなに処理をしても
完全に「引く」事は出来ません。
多少は髪に残留します。アルカリ成分もです。
そんな髪の毛を「皮膜」で2週間近く蓋をし、
キューティクルなどの出口を塞いだら、どうなるでしょう?
「残留薬剤」+「アルカリ」+「水分」=
中でじわじわと傷みまくる=
パーマの持ちも悪くなる!
そう、洗わない事や、サロントリートメントをして「足す」ことで
パーマの持ちも良くなる様な都市伝説がありますね。
全部逆ですからね!
そもそも最初に傷めない様に「処理剤」や「傷まない薬剤」
を勧めてたのに、傷んだからトリートメントって・・・悲しすぎる。
あ、パーマじゃなくても、サロントリートメントが傷む!
っていうのは大前提ですからね。
もちろんここも「引く」!です。
↓
はい「引き」まくりで流してお席に戻ります。
ここでももちろん
オイル系流さないトリートメントなんて「足さない」!
お風呂上がりにファンデーションなんかしませんよね。
またオイルで蓋すると、ちゃんと中が乾きませんよ。
ちゃんとドライで「水分」を逃がさないと、やはり傷むのです。
上記した「残留薬剤」+「アルカリ」+「水分」ですね。
過度な「水分」も「引く」!
もしパサつくようなら
やはりここもDO-Sトリートメントの様な
「皮膜」にならないトリートメントでちょっとケア。
お肌の乳液みたいなものです。
パサパサゴリゴリのままでは、摩擦で傷みますから
ここだけは「ちょい足し」ですね。
ドライが終わり髪が乾ききったら、終わり!
もう寝るだけ!今まで何かつけていたのなら
それも全部「引く」!パサついてたら乳液を。笑
↓
もちろん自宅に戻っても同じ!
シャンプー、流し、ドライはしっかりと!
「最初の1週間は特にしっかりシャンプーしましょう!」笑
洗わないで〜とか言わなーい
これが「引く」です!
熱くなって、また長くなってしまった・・・
わかりにくくなったかもですね。
でもご覧の通りです。引きまくりでしょう。笑
実際にサロンでやられてると、あまり意識できないし
違いもわかりづらいと思いますが
文章にすると、こんなにも「足す」と「引く」には差があるのです。
「足す」のほうには、矛盾する点がいくつもありましたね。
各工程がバラバラで、その場しのぎ感が満載です。
ちゃんとした理由も根拠もない証拠です。
いかに今まで多くの方が、余計に「足し」無駄に追加料金を払って
髪を傷めつけてきたのかが分かるでしょうか・・・
今、目に見えている表面的な髪の毛は
本当に自分の髪なのでしょうか?
その日その時、満足ならいいのでしょうか?
そのツヤッツヤでツルッツルな髪・・・
ただの油!(B)
と、光の反射!!(B)
ツヤって、それ以上でも以下でもないのですよ?
どんな高価なトリートメント使って、美容室で何万円かけても・・・
その辺にあるオイルをパパッとつけてフラッシュたいて
写メ撮ったら、一緒ですよ・・・
はっ!きりがない!
今日はこの辺でノ
ババ〜っと書いてしまったので
また細かい部分は追い追い書いてい・・・けたらいいですな〜。笑
「よく分からなかった!」という方は
yamaBにレッツコンタクト!!
こ、コーヒー牛乳・・・美味・・・やまBです。
本日担当したヘアカラーのお客様
白髪染めとかグレイカラーと言われるカラーでございます。
1ヶ月もすると伸びてきてしまうので
定期的に「リタッチ」と良く言われる
「根元だけのカラー」をされているそうです。
これは素晴らしい事ですね。
毎回毛先まで染めるわけではないので
髪の毛のダメージはカラー1回分で済みます。
しかもホームカラーではなく、
ちゃんと美容室でやっているそうです。
これも素晴らしい事ですね!
リタッチ、ヘアカラーの塗り分けは
自分ではとても出来ません。
美容師の私ももちろん自分には出来ません。
根元が伸びたら、皆様もお近くの美容室へ是非っ!
そんな、神聖なる(?)リタッチカラー
ここで問題になってくることは何かと言うと
ずばり!
美容師側の技術力
本日のお客様、パッと見れば分かるのですが
根元地毛
↓
中間は白髪が浮いて見えていて、全体が少し明るい
↓
毛先は白髪は染まってるけど、中間より暗い
・・・雑っ
上手な美容師さん達なら
上記の髪の状態を文字で読んだだけで
「あ〜はいはい」ってなもんでしょう・・・
カラーも、グレイカラーも、そしてリタッチカラーも
そんなに簡単な技術ではないですよっ!
甘く考えてたら高くつきまっせ!笑
いくらリタッチと言ったって、
毎回毎回リタッチだけじゃ、そりゃずっと前に染めたっきりの
中間部分あたりは明るくもなってくるでしょう。
その明るくなってきた中間に合わせて
またリタッチだけをしたら、どんどん明るくなっちゃうよ!笑
逆に明るくしたいお客様には、こういう手段を
オススメするんですけどね◎
何回かに1回は、中間から毛先を染めるか
リタッチなんだけど、あとで馴染ませて
中間から毛先に少〜しだけ色素を足してあげるとか・・・
お客様がリタッチがいいー!って言ったとしても伝えないと・・・
こういうことを伝えるのがカウンセリングなのです。
カウンセリングはとっても大事なのです。
まぁこれは、またなんとか修復出来るからいいのです。
毛先の部分、中間より暗い
ずっとリタッチだけならこうはなりません。
では何故、中間部分を飛ばして毛先だけ?
1つは上記した通り、何も考えず明るくなっていく中間に
合わせて本当にリタッチだけを遂行したケース。
・・・でもそれなら、もっと根元に向かって徐々に明るくなるし
こんなに毛先だけ暗いか?と気づかないといけませんね。
ならば後はもう1つ
毛先、何かやってんべ・・・笑
ここもカウンセリングでちゃんと聞いて
聞いた以上は対策しましょう。
今回のお客様は大当たり
1〜2年以上前だけどデジタルパーマやってました。
デジタルパーマは最高90度ほどの熱を使用するパーマです。
髪の毛は熱によりタンパク変性をします。
もちろんダメージもあります。
そんな髪の毛は通常の髪とはもう性質が異なりますので
カラーが明るく染まり辛くなります。
と同時に
染めた後も明るくなりにくい = 暗くなりやすい
という状態なのです。
となると今回はシャンプー台で乳化という
揉み込んで馴染ませる手段は取れませんね
毛先だけどんどん暗くなりますからね。
根元のリタッチ後
中間部分にお席で馴染ませて、シャンプー台では
すぐに流さないといけませんね。
まぁこれも、対処は出来ますからね。
沈み過ぎたらアウトですから気をつけてくださいね。
お客様も美容師さんも。
で、です。
今回1番の問題点。
中間の白髪が浮いて見えてる!
時間が経ったから?
いいえ
こんなにガッツリ、鏡越しにまで見えている・・・
そもそもちゃんと染まってないっ!!
今回は中間部分が多少明るくなってきていたから
なんとかね、中間まで馴染ませて繋ぎました。
本当は中間部分にも根元とは違う薬を塗りたいくらいでしたが、
お客様も時間なくて、リタッチしかお受け出来ませんでした。
次回は中間まで染めるようお伝えしましたが。
最悪なパターンは
中間から毛先がとくに明るくもなっていなくて
全体的にも暗くしたくなくて
なのに中間から先に白髪が浮いて見えている時っ!
もうね
これは無理なのですたい・・・
白髪を染める為には、馴染ませた程度じゃ染まらんのです。
黒い髪よりも、量もたっぷり時間もしっかり必要なのです。
中間から先の部分が、暗い=明るくなっていない場合
そこを根元の地毛と同じように染めたら、どうなるか・・・
白髪以外、地毛の黒い子ちゃん達がもっと染まって
いや染まり過ぎて黒く沈みます。
結局根元より暗くなってしまい、色が繋がらないのです。
つまり、もう、全体的に暗〜くしていただくしかない・・・
普通のヘアカラーも基本的には同じですが
とくに白髪の場合はたっぷりしっかりと染めなければなりませんから
最初の1回でしっかりと染めなきゃ後から直せないっ!
もっと暗くするなら大丈夫。
きっとかなり暗くなりますが・・・
白髪染は一撃必殺!!
が、大事なのです・・・笑
長くなってしまいましたね・・・
たかがリタッチ、されどリタッチです。
奥は深いのです。
色の差、髪の状況を見て取れる「目」
それと、髪がちゃんと染まるよう、髪から皮膜などの
余計なものを排除する技術や知識も必要ですよ。
お客様も〜
あんまり安いからって変なカラーしちゃ高くつきますよ。
サロンカラーも、ホームカラーも。
あと、なんでもかんでも髪につけて
皮膜だらけにしたら、後々髪も傷んでいくし
こういうカラーの染まりも悪くなりますからね。
「足す」より「引く」ですよ◎
美容室の商品は、お客様の髪そのものです。
美容師側は、当然プロとして正しい知識を学び習得する努力と、
それらの真実お客さまに伝える努力をしないといけません。
また、お客様側も、その髪の持ち主なのですから、
その真実を活かして
日々のヘアケアに気をつけてもらう必要があるのです。
どちらが欠けても、良いスタイルは出来ません。
素敵な信頼関係を気づいて
気持ちよくヘアスタルを楽しんでいって下さい◎
馬鹿正直な美容師が
1人はおってもよかろうもん。
千葉は新検見川で美容室を営む九州男児です。
(都合の悪いことまで)何でも「ぶっちゃけ」ていきます。
正しい情報を知り、
より良いヘアスタイルを手に入れましょう。
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本日担当させていただいた
カラーだけでご来店のお客様
半年に一度ほどホームカラーをしており
すでにブリーチをしたかの様なハイダメージ。
中間〜毛先は、髪の毛なのかな?というくらい
使っていたカラー剤は泡カラーの更に次?
新世代な「ジュレカラー」を使ったそうな
ん〜美容師は市販薬使わないから、そんなことになっていたとは・・・
「ポン酢みたいなモノですね?」
といったら大いに納得して下さりました。笑
クリーム、泡、ジュレ・・・手を変え品を変えては
新たなカラー剤がたくさん出ている様ですね
一般の方でも使いやすいように改良されているのです
臭いの少なさ、塗りやすさ、刺激の少なさ、失敗の少なさ
カラー後の仕上がり感、手触り、ツヤなどなど
色々と改良が進んでいるようですが
カラーダメージに違いなし
10B縮毛矯正の注意でも書きましたが
仕上がり感、手触り、ツヤ感なんてものは
薬剤の中にトリートメントのような
感触向上成分がたっぷり入っているという事です。
そういった成分で薄まっているのに
今まで通りかソレ以上に染まりがいいのは、
その分カラー成分の方が強くなっている可能性すらあります。
染めた時、傷んでないように見えるだけ(B)
・・・そっちの方が売れますからね(B)
なまじ塗りやすく使い易いものだから繰り返すし、最悪なのは、
毛先まで塗れちゃう、むしろ泡とかジュレなんて
毛先につけるの前提って事。
しかも根元の新生部につける威力で。
美容室でのカラーというのは
根元、中間、毛先とで薬がそもそも違います。
色も、強さも、です。
ホームカラーは1種類だけ、前頭染めが前提です。
そんな薬で毎回毛先まで染めてしまえば、
ザッと3回ほどでブリーチしたのと同じくらい傷むでしょう。
ブリーチって言うと、みなさんご存知なんですよね・・・
ブリーチ = カラー剤の中の脱色成分(B)
ですからね;同じものですよ・・・
感触向上成分と、色味が入っていることで見えないだけ!
めちゃくちゃ傷んでいますからね。
傷むと色の抜けが早くなるので、また毛先まで染める、
そしてもっともっと傷ませていく・・・
これまた繰り返し。負のダメージスパイラルです。
ひどいカラーの色ムラは、まず修繕は不可能です。
もちろんダメージもです。ダメージムラだってありますからね。
逆に高くつく人が多いです。ご注意下さい。
カラーの原則はリタッチ塗布!
なんだか当たり前な、初歩技術みたくなっていますが
リタッチをはじめとしたカラー塗布の技術は
実に奥が深いし、そんな簡単なものではありません。
リタッチなどのカラーの塗り分け技術
手が器用ならオッケーという話ではありません。
どの薬を、どの部分に、どの位の量、順番は、時間差は・・・
それらを見て判断するための知識と目が必要なのです。
どんなに手が動いても、これが出来ていない美容師さんの
カラーは、やはりムラが多いし染まっていない事も多いです。
「美容室のカラーって、市販のと何が違うの?」
良く聞かれます。
髪を染めるという理屈だけは一緒じゃないでしょうか。
後はささーっと上記した通り・・・
全然、全く、別物でしょう◎
private hair salon 「alma」
千葉県千葉市花見川区花園5-2-3-103
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馬鹿正直な美容師が
1人はおってもよかろうもん。
千葉は新検見川で美容室を営む九州男児です。
(都合の悪いことまで)何でも「ぶっちゃけ」ていきます。
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先日テントウ虫に少し驚きました。
歳と共に虫が苦手になってる気がする山本です。
さて。笑
今回は先日初めて担当させていただきました
縮毛矯正とカットのお客様について少し・・・
もちろんしっかりと
カウンセリングで三者面談しますよ〜
希望
・ストレートでタイトなレイヤースタイル
・前回かけた矯正が落ちたから、しっかりかけてほしい
髪質
・ロングで重めのスタイル、おそらく癖対策
・どちらかと言うと細め、少なめか
・波状系の癖だけど波幅は狭く強め
髪の履歴
・3〜4ヶ月に一回は縮毛矯正を続けている
・間に一回デジパーもかけている
・カラーもしており、抜けるので毛先まで塗布している
・今回は1ヶ月半前くらいに矯正とカラーしている
・その前回の矯正があまりにかかりが悪く
落ちてしまったのでサロンをかえてみたそう
髪の状態
・動きが出て全体的に膨らんでいる
根元1〜2センチが新生毛、から4〜5センチは前回の矯正部分
・・・本当にかかってない。
さらにそこから毛先まではフワフラと動きが出ている状態。
・・・まず見た目、そして髪を一部水で濡らしたり色々触診
結論
根元だけの縮毛矯正と、毛先はカットで落ち着かせましょう◎
6Bで書いたお客様の時も根元〜中間までしか矯正しませんでしたね。
これやると、根元と毛先の質感が多少違ってしまいます。
全部サラサラツヤツヤにはならないのです。
でも毛先はやらないっ
頼まれてもやらないっ。笑
根元から4〜5センチの部分は、明らかにバックウェーブ
(縮毛矯正のかけ損ねで、癖が戻ってしまっている状態)
ここはもう、仕方ないので、薬剤を弱く調整してかけます。
問題はそこから先。
確かに動きが出ています。よく見る光景です。
「何ヶ月もたったので、さすがに矯正落ちました〜」
って結構聞きます。
いや落ちてません^^
というワケで、質感は根元と違ってしまいますが
出来るだけカットでキレイに整えて
今日の根元を大切に、キレイに育てて行きましょう・・
確かにバックウェーブしている根元は、期間的にみても
縮毛矯正の失敗で、そもそもかけきれていないのです。
時間も2時間くらいだったと言っておりましたし・・・
ここで縮毛矯正の注意ですが
ストレートだろうと、普通のウェーブ出すパーマだろうと
一度ちゃんとかかったら、基本的に落ちる事はありません。
そもそも「落ちる」という表現がややこしくなるんですね。
髪に何かが着いてるワケじゃありません。
髪そのものが、もうそういう形の髪になっているのです。
じゃ中間から毛先にかけてのフワフワした動きは何?
これは前の矯正のお客様の時にも書きましたが
ダメージでパサついてるだけ。
癖毛と、ダメージ毛は違います。
毎回毛先までの矯正なんて必要ないですよ!
「落ちる」様に感じるのは、ダメージなどで、髪が形を
維持できなくなってきているのです。
もちろんパーマも一回一回が理論通りに100%完全完璧に
かかっている!とは言えません。こまかく見れば
何%かは、かけ損ねていると言えると思います。
その%が高ければ高いほどに、後から弱くなったり
上記したバックウェーブが起きます。
が、やはりこれは「落ちた」というよりも
そもそもの「かかりが悪かった」のです。
もし毛先までやれば髪が破裂して終わるか、
まぁ成功すればキレイになります。
でも、ほんの数日だけです。
あとに残るのはもっと深刻なダメージ毛だけ。
「質感が揃ってキレイになりますよ〜」なんて
誘惑に負けちゃダメですからね!
縮毛矯正は癖をまっすぐにする施術です。
質感をキレイにするための施術じゃない!
質感がキレイになるのは、一部の縮毛矯正剤に配合されている
感触向上成分などの皮膜効果です。
ほら、また出ましたね
「皮膜」
最近の縮毛矯正は、薬の中や、その前後につけたりして
こうしたトリートメント系の成分を配合し
アイロンの熱で吸着させたりするのです。
そうすると見た目も質感も良くなるので
まるで矯正のダメージがなかったかの様な仕上がりになります。
矯正している様で、実はサロントリートメントしてる様なもの。
話それました
今回の施術で分かるとても大切な事は
・縮毛矯正は何度もかけずに済むよう
出来る限り最初の一撃で真っ直ぐ決めないと危険!
・フワフワ、パサパサ動き出さないよう
追加ダメージに注意!
・傷めてしまったのは、もう仕方ないので
今元気な根元〜中間を大切に育てましょう。
・毛先までやろうとされたら逃げて。笑
画面の前の
「私の毛先ってバックウェーブ?ダメージふわふわ毛??」
って自分ではよく分からないという方・・・
水で髪を濡らしてみると分かりやすいですよ。
癖でたらバックウェーブ、癖はそんな出ないけど、
色が変だったり、ビヨーンって伸びたらハイダメージ。
private hair salon 「alma」
千葉県千葉市花見川区花園5-2-3-103
総武線・新検見川駅が最寄りの
「髪に嘘をつかない」美容室です。
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あまりの暑さにお部屋の観葉植物が
しおれてきました山本です。
熱帯の植物なのになぁ・・・
さて本日いらっしゃった新規のお客様
カットカラーで来店しましたが、
典型的なダメージパターンだったので参考までに。
しっかりカウンセリングで三者面談しませう。
(お客様と髪の毛と私で三者)笑
ご希望・ご要望
・カットカラーで予約はしたけれど、
髪は伸ばしたいし、本当は縮毛矯正がしたかった。
・色も本当はもっと明るくしたい。
髪質
・長さはロング、鎖骨よりも下まである。
・量は多め、太いわけではない。
・元々は強くて良い髪質。
・大きくうねる癖があり、ふくらんでしまう。
髪の履歴
・ずっと縮毛矯正はしている。計6回ほど。
美容師さんに任せで
「毎回」根元から毛先までやっていた様子。
最後にやったのが1年前。
・その頃に黒染めもしている。
・今年の春頃に明るくしたくて自分でブリーチ。
薬が足りなかったそう(市販は量が少ないのよね)
・6月に縮毛矯正しようとして、美容師に出来ないと
断られる(ブリーチをしているからだそう)
・矯正せずに頭を小さく見せる為か、軽くする為なのか
中の方を中心にしっかりとセニングされている(スカスカ)
・そして今日、前回矯正はできないと言われたから
カットカラーで予約
髪の状態
・毛先まで動きが出てパサつき、ゴワゴワしている。
でもツヤツヤはしている。オイルトリートメントだね・・・
・黒染め、ブリーチで色ムラが凄い。それぞれの毛で
明るい部分と暗い部分が入り乱れている。
・ダメージの度合いもバラバラ
・癖を抑える為か重めのスタイル、でも中はセニングでスカスカ。
毛先もペラペラになっている。またセニングでの毛量も
場所によりバラバラになっている。バランス悪い。
髪「助けて〜たすけて〜」
(と聞こえる気がする)
カウンセリングしてみての「結論」
いや無理でしょう。
この状態からキレイにするのは
美容師には、いや人間には不可能です。
10万本はある毛が、それぞれムラになっているのですから。
無理な時は、無理せず、
無理って言いましょう。
(美容師が)
非常に大事なことです。
お医者様なんかと同じです。
美容師は神でもなんでもないです。
我々美容師の施術内容は「物理」と「科学」です。
根性やお気持ちや綺麗事言っててどうにかなるものではなく
物理的に不可能なことは出来ません。
もちろんお客様も自分でブリーチなんて自殺行為です。
黒染めをした髪にブリーチ、
縮毛矯正した髪にブリーチ
プロでもお断りするレベルの
非常にハイダメージでリスクの高い
厳しい施術内容です。ムラになるし。
・・・で、実際の施術はというと
普通に縮毛矯正しました(笑)
えー。 カラーは? さすがにソレはまた今度。
カウンセリングってただ希望を聞く作業ではありません。
お客様と髪の毛との間に入っての交渉です。
現状できる最善策を提案し、折り合いをつけるのです。
今回、毛先はもう触らない方がいいので
カットである程度整える(切り落とす)くらいで
完全にキレイに出来ないことは事前説明が必要でしょう。
そして無理なものは無理だとぶっちゃけるべきですが、
逆に
可能であるならば最善を尽くすべきです。
そもそも彼女の希望は「本当は縮毛矯正」です。
前回ブリーチしているから断られていますけどね、
毎回毛先までやられてたせいで、そんな必要なんてないから
じゃあ矯正をしない代わりに
スッカスカに中をセニングする?・・・これも最悪。
髪がなくなったら、次もう何も出来ないよ・・・
だったら、髪の傷みに合わせて薬剤の強さを変えつつ
根元〜中間部分に矯正してしまった方が良いんじゃない?
これで質感、ダメージ、ストレート感を出来るだけ近くできます。
これだけでセニングしなくても
かなりタイトな軽いスタイルになります。
ってことはセニングも余計にいれ過ぎる必要もなくなり
セニング方法を工夫して、すでにスカスカになった部分と
重い部分との量を合わせていきます。
本日はここまでですが、なかなか落ち着きましたよ。
髪をお休みさせる為にも
ムラになっているカラーはまた今度
でもムラを全部なくすのは無理なので先に陳謝。笑
ただ髪の質感やダメージの度合いは今日である程度
揃えたので、次回カラーがスムーズなんですね。
あ、ブリーチもしないよって伝え済み。笑
現状でブリーチしたって、
ムラはなくならないからです。
どうせムラなら、より傷めずに、キレイなムラを目指す。
今日の一番のポイントは毛先の状態。
今回は毛先に矯正はかけていません。
だから根元と比べると、少し動きがありパサついています。
でもコレは癖だからではありません。
ダメージでパサついてるだけ。
セニングのし過ぎでヒョロヒョロだから余計に。
癖毛と、ダメージ毛は違います。
矯正やカラー、とくにブリーチは
ダメージが非常に強いですから
「毎回毛先まで全部」とか絶対に危険です。
そう、別に矯正が「落ちてるワケじゃない」のです。
なのにその場の質感だけを気にして毛先まで矯正すれば
数日後、確実にもっとヒドイことになります。
「傷まない縮毛矯正」とか嘘ついて
毎回毛先まで全部やってしまうサロンや
根元の癖とダメージで動きが出ているだけなのに
矯正が落ちた?と思い込んで
また毛先までやってしまうケースも多いみたいですね。
絶対に、神に誓って傷みますからね。
しかも既にダメージ状態な髪なのに
一歩間違えれば縮れて
ぐちゃぐちゃになりますから・・
確かに毛先まで矯正すれば、
「その時だけは」なかなかキレイに「見えます」笑
コーティング剤でダメージ隠れるから。
でも、傷んでますからね。
その処理剤やコーティング剤達が1週間もすれば落ちます
で、確実にもっとゴワゴワで汚い質感になります。
お客様自身も気をつけて下さいね。
今日の彼女の髪は事実6回も毛先まで矯正されています。
その判断をしたのは美容師ですが
もし定期的に縮毛矯正をされている方で
なんか毎回毛先までやられている方がいるならば
その美容師ヤバいかも知れないので、注意が必要です。
ちゃんと質問するなり
断るなり、(店を変えるなり)
やらないようにお願いしましょう。
逆に美容師側が危険だと止めてるのに
毛先までやるように
言わない様にもしましょうね。
もし質問した時に担当の美容師さんが
「やっといた方がキレイになりますよ〜」とか
「傷まない薬だから大丈夫ですよ〜」とか言ってきたら・・・
逃げて。笑
嘘つきなんで。
余計なダメージと出費が増えるだけで大損ですよ。
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