almaが完成する8月と9月に「やまろぐ」という
フリーペーパーだけ、近所に配っただけで
広告も宣伝も一切していないyamaBです。
それでも、少しずつではありますが、
気づいてくださったご新規のお客様から
メールやお電話をいただきはじめております。
ありがたいですね〜
あ、あと玄関のガラスにご挨拶として軽くラクガキしましたね。笑
ホッ○ペッパー?
嫌です。笑
私見ませんしね、あれ。
もちろん「モノ」が悪いわけではありません。
掲載されている美容室の中にも
実力派なサロン様がいるのは事実です。
何でも「使い方」です。
しかし、やはり大半はファスト系ですよね・・・
ホット○ッパーと1部の経営者達の仕掛けた
低料金サロンという「ビジネスモデル」が
美容業界の価格破壊を加速させ
美容師さん達の仕事の幅を狭めた一因には違いなく・・・。
「オプション」や「セット」という
「割引」や「お得」なんていうのは、サービスでもなければ、
そもそも美容技術では、ありませんからね・・・
本当に「お得」なのかも、怪しい始末。
結果として、お客様の髪はダメージが悪化していますしね。
「無駄」な事にお金を使う事は、
ある意味「贅沢」とも言える事で、
ストレス解消にでもなるならば、私は必要な事だと思います。
「娯楽」とはそういうものです。
しかし「損」させられるのは、違うと思っています・・・。
さて、今日は美容師さんからの質問!
前日エアウェーブの件を書いたからかな?
タイトルにもありますが・・・
低温でかけるデジタルパーマって、
どうなんですか・・・?
で、でたー。笑
どうって君・・・
んー・・・これも・・・
注意喚起?(B)笑
もしかして読者の皆様の中にも・・・
やった事ある方いらっしゃるのでは・・・?
まず世間一般の「低温でかけるデジタルパーマ」の説明・・・
メリット
・40〜50度くらいの温度でかけるため、ダメージを大幅に削減。
・システアミンという髪に優しい薬剤を使用するので安心。
・1剤の塗布後そのままかけていくから時間も短縮できる。
・ダメージに合わせた温度設定が出来る。
・結果、しなやかで弾力のあるカールでパーマできる。
などなど
デメリット
・低温で作用が穏やかなので、ハードなカールスタイルには向かない
・パーマがかかりにくい人、縮毛矯正している方など、
髪質によってはカールが出にくい、かからない。
いかがでしょうか?
「なんとなく」良さそうでしょう?笑
チラっ、とそう思った皆様は、ご注意を(B)
でも書きましたが・・・こんなものは「説明」とは言いません。
「低温」 = 「髪に優しい」
という思い込みがあって初めて成立するお話です。
「トリートメント」 = 「髪に良い」
という思い込みと、同じなのです。
こんなのただ時間かかる普通のパーマ(B)
(ウェーブギャップの大きいパーマ
=コールドパーマ)
だけど料金はデジタルパーマとして
普通の倍は取られます。
絶対にオススメ出来ません(B)
では以下にて「説明責任」を果たしましょう。笑
60度以上の熱により髪から水分を抜いていき、
乾燥させ、タンパク変性を利用するパーマ。
コテで巻いた様な力強いパーマをかける事が可能で、
パーマが元々かかりにくい方にもオススメ。
エアウェーブ同様、
ウェーブギャップが小さいパーマをかける事が可能。
でも熱によるタンパク変性の分、他のパーマよりは、
ダメージがどうしても多くなる。
・・・これがデジタルパーマです(B)
もう既に全然違うものだという事が分かると思います。笑
そう
これは縮毛矯正と同じ原理を利用したパーマなのです。
「乾熱式パーマ」とでも呼ぶのでしょうか。
その最もポピュラーな機械の名称が
「デジタルパーマ」なのです。
機械の、名前です。
・40〜50度くらいの温度でかけるため、ダメージを大幅に削減?
温度が低いのでタンパク変性もせず、乾燥もしません。
クリープパーマのつもりでしょうが、クリープパーマという理論は
そもそも間違いなので、やっても何の意味もありません。
クリープパーマについて → 117B 続・エアウェーブって
温めた分、通常よりは強くかかる = 通常よりダメージは大きい
だけです。
※エアウェーブの「乾燥」も50度前後ですが、水分を吸いながら、
同時に温風をかけるから短時間で乾かす事が出来るのです。
・システアミンという髪に優しい薬剤を使用するので安心?
パーマ1剤に使用される「還元剤」の一種ですが、
全てシスチン結合(髪の形を維持している結合の一つ)を切断します。
傷まない理屈がありません。
薬品に「優しい」ものなんてあるはずがないのです。
システアミンがあまりpHアルカリを必要としないし、
毛髪に作用する部位が還元剤によって違うので「そう見える」だけ。
システアミンなんて特別珍しくもなく、普通のパーマ剤にも入ってます。
・1剤の塗布後そのままかけていくから時間も短縮できる?
普通のパーマ1剤をつけた後、
そのまま頭の周りをグルグルと「加温器」で温め、
パーマかかったら2剤をつけて終了する・・・という
普通のパーマ(コールドパーマ)と何が違うのかが逆に分からないのです。笑
「加温器」で温めるよりも温度高めで、満遍なく「加温」出来るから、
やはりその分強くかかる = その分ダメージする・・・でしょうね。
コールドパーマって「温めない冷たいままかけるパーマ」だから、
「コールド」なのに・・・ね・・・
・ダメージに合わせた温度設定が出来る?
元から低温じゃん(B)
自分たちで言ってて分からないのかな・・・?
これも普通のパーマ(コールドパーマ)での「加温器」と同じ。
温めなくても良いし、温度を高くすることも、低くすることも機械で可能。
毛髪のダメージによって薬剤の選定や温度の調節は極普通の当たり前の事。
そもそも、加温って本当はいらないし・・・
almaには「加温器」ありません。 → 111B 品のあるショートって・・・いいよね
・結果、しなやかで弾力のあるカールでパーマできる?
・低温で作用が穏やかなので、ハードなカールスタイルには向かない?
・パーマがかかりにくい人、縮毛矯正している方など、
髪質によってはカールが出にくい、かからない?
もはやデジタルパーマの意味なし!(B)
・・・お分りいただけましたでしょうか?
改めて・・・
低温でかけるデジタルパーマとは
そもそも「乾熱式パーマ」ですらなく、
「デジタルパーマという名称の機械」をただ使用し、
ただ温めただけの「普通のパーマ!」(B)
それで通常より質感が良くなったとしたら、
それはパーマ剤(システアミン)
のおかげではありません。
最初から薬剤に混ぜられている
トリートメント成分(感触向上剤)
による「皮膜」です(B)
デジタルパーマ機は使用しているし、確かに低温のパーマだから・・・
嘘では・・・ない、のか? な?
カールとしては、普通に、ウェーブギャップの大きいパーマ、です・・・
でも機械は使ったし、感触向上成分が入ってる分お薬も原価が高い?
余計に時間もかかってるし、
普通の加温器よりは、満遍なく、加温は出来ているけど・・・
それだけで、料金は・・・倍?
・・・私の言う「損」とは、こういう事ですね
「無駄」すらも、通りこした存在・・・。
・・・やりたいですか?^^笑
※当店では頼まれてもやりませんのであしからず・・・ノ
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【ブログのしおり】
あらら、仕事用に封筒を買いに行かなければ・・・yamaBです。
エアウェーブについて注意喚起を書いてきましたが、
実際に先日行ったエアウェーブ機の「乾燥」だけを使用した
応用パーマを行ったお客様をご紹介◎
ご新規様です!
先日「ここって何屋さんですか?」と
聞いてくださったので、ホームページをお伝えしたところ
本当にご覧になって予約を入れてくださいました◎
ありがたいですね〜(いい加減宣伝しなさいよ)
ビフォ〜
イングラが少し入った重めのボブにパーマがかかったスタイルです。
スタイリングが出来るので、これでも結構良い感じでございます!
こういうスタイルも有りですよね◎
でも、こちらはもう3ヶ月以上たってパーマもあまり出なくなっており、
もっと朝スタイリングを楽にしたい!
という事で「ウェーブギャップの少ない」パーマでいくことに^^
DO-Sで2回シャンプーして、出来る限り髪を「すっぴん」に。
同じくトリートメントをちょっと毛先につけて「バリア」だけはります。
カットは、もちろん段を入れますψ(`∇´)ψ
重めだけど、もう少し毛先の動き、パーマ感を楽しめるように・・
1カールちょっとでも、しっかりと動きが出るように・・
頭の丸みに合わせていき、自然と顔周りにも動きが出るように・・
イングラは、んーいらないっすね!
ここからが、DO-S流 応力緩和ダブルガラス化エアウェーブです。
almaでは、ダブルガラス化パーマ、と呼ばせていただいております。
通常のエアウェーブとは、違いますからね〜。
専用のロッドを1カールちょっと「ゆるめ」に巻きます。
通常のエアウェーブは、
普通にパーマ → 中間水洗 → エアウェーブでクリープ → 乾燥
という工程でしたね。
ダブルガラス化パーマは・・・
はい即効。笑
まだパーマ1剤もついていません。笑
DO-Sのアルカリ性なお水をちょっとつけて
膨潤だけしてありますが、パーマ1剤がついていないので
還元反応(シスチンの切断)はまだありません。
あ、紹介しましょう、写真の機械がalmaの仲間!
エアウェーブの新型機
エアウェーブ ビータ のビタゾー(あだ名)です。笑
アイボリー色がかわいい〜
機能美なフォルムがかっこいい〜
12分くらいで乾燥は終了。
素晴らしいですね。
パーマを巻いた状態でこんな短時間で乾燥できるのは
世界でもこのエアウェーブだけでしょう。
待ってる間はコーヒーブレイク!
おいしい?良かった良かった^^
いつも自宅では豆からちゃんと挽いてるそう
オシャレ・・・憧れる・・・(´-`)
けどalmaでそれをやってしまうと、
飲んでいただく前にパーマ終わってまう・・・笑
乾燥が済んだら、ここでやっとパーマ1剤です。
1回目の乾燥で、髪の毛は「パーマがかかりやすい状態」が
整っているのです!
なので、中性の威力の弱い1剤を塗布していきます。
もちろん余計なものは入っていない薬剤です。
「優しい薬剤」ではありません。笑
ちなみに普通のパーマで中性の薬剤を使用しても
あまりパーマはかかりません。
チェックして・・・良い感じ!
パーマ1剤をつけてからのタイム・・・5分。笑
素晴らしい!
3分くらいでも良かったかも知れませんね!
ということでパーマの1剤反応はここで終了。
ジチオを増量して化学反応を逆行させます。
※ここも大事!
普通のパーマでもここでパーマ1剤の反応を消す作業があるのですが
一般的な、ただの「酸リンス」をかける方法だと
髪にとってもパーマにとっても最悪なので注意です。
ちょっとしたらお湯かけて、反応薬剤を流していき・・・
はい2回目〜
ダブルとはこのことです。
中はこんなんです。
チューブに繋いで、ロッド(パーマかける時に巻きつける棒)の
中から水分を吸いながら、
外からは温風が50度前後で2重に「乾燥」をします。
デッカいドライヤーです。笑
最もダメージの原因となるパーマ1剤の時間を3〜5分で済ませ、
基本的には前後2回の「乾燥」で髪の力を利用しパーマをかけます。
パーマ1剤付けたままクリープするのとは、雲泥の差なのです。
乾燥が済んだらパーマの2剤なのですが、
ここも普通のパーマ2剤ではなく、オキシ(過酸化水素)で
せっかくの乾燥した状態を無駄にしないよう
短時間での酸化をしていきます。
パーマの1剤2剤はセットになっているので、
通常のエアウェーブでは、ここでも普通の2剤(ブロム酸)を使用します。
ですが、これも、よくないですね。勿体無いです。
オキシを勿体ぶらずにたっぷりと塗布し
時間がきたら、シャンプー台でいつも通り!
アルカリとオキシを除去して、炭酸で更に除去
からのDO-Sシャントリ!
パーマだって、その日にシャンプーして、いいんですよ〜◎
それでパーマが落ちたなら・・・それは美容師の失敗です(B)
はいお帰りなさい〜
ブレとる・・・
ぷりっぷりなカール◎
ただの1カールちょっとなクセに、
しっかりと毛先が重力に逆らっているのが、とても良く分かります♪
もうなんか、ここままワックスとかでも良さそうだし、
スタイラーで自然乾燥でも良さそう・・・
だけど、自宅でも出来なきゃ、意味無いよね!
ということで、普通にドライヤーでブワ〜。笑
手グシで良いですよ〜
乾いたらDO-Sのトリートメントを
乳液(基礎化粧みたいな感じ)として揉み込んだ
だけ!アフタ〜
わ〜おノ
ドライヤーすると、伸びてしまうどころか
水の重さで下がっていた分、むしろ上がっている・・・
これこそ
ウェーブギャップの少ないパーマ
ふわっふわ!
これなら、髪のダメージも、
普通のパーマと同等か、それ以下、なのです。
パーマ1剤の作用時間
普通のパーマ アルカリ性の1剤で 15分
通常エアウェーブ アルカリ性の1剤で 50分
ダブルガラス化パーマ 中性の1剤で 5分
パーマはかけたい
再現性も欲しいからしっかり
でもダメージは・・・
そんな方々の、まさに救世主・・・
寝癖さえついていなければ
朝はもう毛先にクリームをもみ込む、終わり!
でいいですからね〜◎
ありがとうございました〜^^
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【ブログのしおり】
クリープパーマはそもそも間違えていて、
そんな現象はパーマ中起きていなかった・・・
・・・だけならまだしも
実はパーマ1剤(還元剤)は中間水洗(シャンプー台で流す)しても
髪の中から流れ出ていなかった!
パーマは、髪が濡れている間、かかり続けている!
つまり
ダメージだって、そのまま進行し続けている!
の続き
通常のエアウェーブ =
「普通のパーマ → クリープ → 乾燥」
でしたね?
という事は・・・
普通のパーマ1剤(コールドパーマ)15分
↓ チェック 2分
中間水洗(移動時間とお流し)3分
↓ エアウェーブ機を支度・取り付け 5分
クリープ工程(標準) 8分
↓ チューブを取り付ける 3分
乾燥工程(標準) 12分
↓ エアウェーブ外す 2分
パーマ2剤。
ザックリと平均的なタイムを書き出して見ました。
ダラダラやっていれば、もちろんコレ以上になることもありそうですが、
単純に計算して、パーマ1剤を塗布してから、
髪が完全に乾ききるまでのタイム
50分
普通のパーマで、1剤が最初の15分で終わっているとして・・・
3倍以上!((((;゚Д゚)))))))
美容師「わ〜しっかりとかかりましたね〜♪」
でしょうね!
3倍パーマしているからね!(B)
ダメージも・・・ね・・・
当時私の周りでも「エアウェーブが嫌い」という美容師は多かった。
「良さが分からない」
「外人風?ボサボサなだけでは?」
「デジタルパーマの方がいい」
などなど理由は様々ですが、
商品説明では「ダメージが少ないパーマです」と言われても、
美容師なら、髪を見て触れば感じるのです・・・そのダメージを・・。
私も以前はそうでした・・・。
何度かチャレンジはしてみましたが、どーしても
コントロールが上手くいかない。
しっかりかけたらハイダメージ・・・っぽくなる。
いやでも「ダメージが少なくてもかかる」って言ってたのに?
ならもっと威力を下げよう・・・・・・かからない・・・。
いやー悩みましたよね。笑
結局やらなくなってしまいましたしね・・。
ヤバイでしょう?笑
だから、今現在
「通常のエアウェーブ」をやっている方がいたら
即止める事をオススメするのです(B)
また、あえてエアウェーブを選ぶお客様と美容師さんは
サロントリートメントもしている率が高い!
だって「ダメージを気にしている」から
「ダメージの少ないパーマを選んでいる」
ダメージを気にされる方ほど・・・サロントリートメントもする・・・
更に、エアウェーブは「普通のパーマ」より
パーマ1剤も弱くていい!というのが売りです。
これも「ダメージ少ない」理由の1つなのですが、
その際にメーカーさんがオススメしてくる薬剤が・・・
「優しい薬剤」なのです。
そんなん無いって!(B)
感触向上成分たっぷりな「優しい薬剤」をつけ・・・
通常のエアウェーブで施術し・・・
サロントリートメントで「皮膜」をはる・・・
ダメージ3倍どころの話では ない(B)
・・・毛髪への拷問(´-`)
もちろん当時から上手にエアウェーブしていた達人はおります。
でもそんなの極一部です・・・
大半の美容室では、エアウェーブを止めてしまったか、
今もなお、そのまんま通常運転し続けています・・・
前回の記事で
美容師さんたちが悪いわけでもありません。
(気づかないのは悪いけど)
と書いたのはその為です。
プロなら、見て触れば、ある程度分かると思うんだけど・・・
エアウェーブは、確かに「ふわふわ」な仕上がりになる
けどその「ふわふわ」は仕様なのか?
それともハイダメージによるものなのか・・・?
サロントリートメントをオススメする時点で、
そういうのは分からないし、
気にもしていないのかも、知れませんけどね・・・。
でもalmaにはエアウェーブがあるのです(B)笑
エアウェーブは元々クリープパーマの一種ではありますが、
第3のパーマである由縁「乾燥」こそが
本当の売りだからです。
温度50度前後でタンパク質を熱変性させずに、
ただ「乾かす」だけで最高の結果が得られるなら!?
それは大変に素晴らしい事なのです!
通常のエアウェーブ = クリープパーマ を行うのではなく、
エアウェーブはあくまでも「乾燥」の為の道具として
デッカいドライヤーとして使用する!笑
これぞ
DO-S流 応力緩和
ダブルガラス化エアウェーブ
場末さん本当にありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ
このダブルガラス化パーマをする事で
エアウェーブの「ウェーブギャップの小さいパーマ」
というメリットを残しつつ、
本当に少ないダメージでパーマがかけれる様になったのです◎
エアウェーブは、進化しております!
続く、かも。
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【ブログのしおり】
間にちょっと余計な記事(115B)を挟みましたが
気を取り直して続きを書こうと真面目ぶるyamaBです。
通常のエアウェーブのかけ方でパーマをかけるのは
大変にオススメ出来ない。
というお話の続きです。
何故オススメ出来ないか、
almaが施術をオススメしない理由は当然ダメージです。
通常のエアウェーブでも
ウェーブギャップの少ないパーマである事は間違いありません。
ですが1番の問題は
「普通のパーマ(ウェーブギャップが大きい=コールドパーマ)よりも
ダメージが少ない」と謳ってしまった部分です。
実はこれに関してはメーカー様は何も悪くありません(多分)
美容師さんたちが悪いわけでもありません。
(気づかないのは悪いけど)
以前少しだけふれた事がありますが、
近年「普通のパーマ」でさえ
かけ方や考え方が変わってきています。
化学反応の世界のお話です。
エアウェーブが出た当時とは、
もう常識が変わってしまったのです。
簡単に順を追って説明しますと、
まず「普通のパーマ」がありました。
その後、普通のパーマをより低ダメージで
より良いカールを出せるパーマをかける必殺技として
クリープパーマ
というものが出てきます。
髪が水とアルカリで膨潤し、
パーマの1剤によりシスチン結合を切った状態で、
カールがついたら2剤をつけて再結合するのが従来の普通パーマです。
その2剤をつけてしまう前の、髪の毛が柔らかい状態で、
薬剤をお湯で流し、保湿し加温する事により、
髪の中のタンパク質をズラします。
シスチン結合で無理やりパーマの形を維持するよりも、
タンパク質そのものが、パーマの形状に馴染んでくれた方が、
ノンストレスで無理なくおさまってくれる・・・
つまり髪の毛自身の力でカールが、よりしっかりかかり、
その分、普通のパーマより薬剤も弱くて済む、という正に一石二鳥な技
それがクリープパーマなのです。
そう、エアウェーブの謳い文句である
普通のパーマよりも低ダメージでパーマがかけられる!
というのは、このクリープパーマの部分。
エアウェーブは、そもそもクリープパーマなのです。
でもクリープパーマだと、ただのコールドパーマの+αであって
ウェーブギャップの大きいパーマであることに違いはないし、
「熱」を高くすれば、デジタルパーマと被ります。
エアウェーブが「第3のパーマ」と言われ、
「エア」と名付けられた由縁は、やはり「乾燥」です。
この乾燥が、ウェーブギャップを小さくする工程です。
「普通のパーマ → クリープ → 乾燥」
この1セットで「通常のエアウェーブ」なのです。
クリープパーマをそもそも知らぬ存ぜぬという
美容師さんもいらっしゃいますね。
それは、どうなのよ・・・
とも思いますが、結果オーライなので大丈夫です。
なぜなら、このクリープパーマ
(工程だけとってクリープとも言いますが)
その化学反応についての考え・理論が間違えだったのです・・・
クリープパーマは、間違い(B)
問題はクリープパーマすら知らない美容師さんより
クリープ知ってる〜と余裕かまして今もなおクリープしている美容師さんです。笑
「良かれ」と思ってやっている事が「実はただの勘違い」
最も笑えないパターンの1つです。
サロントリートメントは、実は髪が傷む・・・くらいの衝撃なのであります。
技術というものは日進月歩。
ほら、勉強って大切(B)
もうお分りですね!
エアウェーブも、元はクリープパーマ。
クリープパーマ = 間違い = エアウェーブも・・・
クリープという現象自体は実際にあります。
クリープ(creep)とは
高温下において、物体に一定の荷重を加えることで、
時間とともに物体が変形していく現象のことです。
ではクリープパーマのどの部分が間違いだったか?
「髪の毛のタンパク質は、
濡れた状態で10分や20分温めた程度で
ズレたりはしない。」
・・・全部やないかい!笑
でもまぁね、意味の無い事やってましたごめんなさい
だけならね、まだいいんです。(良くはないけど)
ちょっと10分20分、時間が長くなっていただけで、
被害がないなら、可愛いもんですよ。
お湯で1度薬剤を流すのも、全く効果がないわけでもありませんしね。
※あ、めちゃくちゃ流した場合です。
普通のサロンが1分くらいパチャパチャやっている程度では
やっぱり、あまり意味ないかも。
でもそんな事ならそもそも皆んな騒ぎません。
私も注意喚起はしません。
ソッ とクリープを止めます。笑
さりげなく!
お客様も経験あるのではないでしょうか?
パーマの途中で、そのままシャンプー台に移動してのお流し
これを「中間水洗」と言い、
これでパーマの1剤を流し、髪をそれ以上傷めないようにしてから
クリープをしていたのです。
が、
中間水洗ではパーマ1剤は流れ出ない
もちろんパーマをかける為の化学反応も止まっていない
という衝撃的事実も判明したのです。笑
いや笑えませんでしたけどね。
中間水洗をしてから、
クリープしていると思って、そのまま温めていた時間・・・
ずっとパーマ1剤は反応し続けていた
だから美容師も皆、クリープパーマした方がかかりがいい!
と思っていたのです。
なんの事はありませんね。
普通パーマよりも、倍くらいパーマ1剤を反応させていたのです。
そりゃ、しっかり、かかりますよね。
しかも加温して・・・
もちろん髪へのダメージもそのまま進行中(B)
・・・ここがヤバイ!
続く
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【ブログのしおり】
11月は美容室において特に「過疎期」と呼ばれる季節です。
夏休みも終わり
シルバーウィーク(何それ貰った事ない)も終わり
秋も終わり
イベントなんて何もないし
寒くなり、むしろ髪伸びてほしいし
年末まではまだあるし・・・
んー10月にプレでもオープン出来ててよかったです。
が、その反動で11月は冬休みになりそうなyamaBです。笑
そんなもんです(B)
この記事は、ちょっと真面目な注意喚起でございます・・・。
エアウェーブ、というものを皆さまはご存知でしょうか。
デジタルパーマよりも後から出てきた新パーマの名前です。
今や美容業界を代表するパーマは、
従来の薬剤の化学作用だけでかけるコールドパーマ
縮毛矯正に似た熱による物理作用を加えるデジタルパーマ
そして新たに「乾燥」という物理作用を加えたエアウェーブです。
化学作用と物理作用で見て、
パーマはこの3つに分類する事ができます。
※デジタルとエアはあくまでも代表的な「機器」の名前ですが、
ほとんどコレだし分かりやすいので、そのままの名前で。笑
当店のメニューで言うと
ウェーブギャップが大きいパーマがコールドパーマで
ウェーブギャップが小さいパーマが
デジタルとエア、ということでございます。
(実は間をとった裏メニューもあるのですが)笑
実は私、元々デジタルパーマもエアウェーブも全部出来るのですが、
現在almaではデジタルパーマは導入しておりません・・・
理由は
①エアウェーブの機器を導入したら1月分の運転資金がぶっ飛んだから。笑
②デジタルパーマは各社が機器を出しており、どれにするか迷ったから。笑
③これは真面目に。
多少の質感、仕上がりの違いはあれど、デジタルもエアも
どちらもウェーブギャップの少ないパーマだったら、です。
パーマのかけ方やスタイリング次第で、
両者とも似た仕上がりに出来ます。
そして両者を比べた時に、現段階では
エアウェーブの方が髪へのダメージが少なかったのです。
あ、私の場合は、ですよ。
髪の毛は「タンパク質」のかたまり
よく生卵に例えられますが、
このタンパク質が「熱で変成」し出す温度というのが
60度以上なのです。
デジタルパーマは縮毛矯正ほどではありませんが
この熱変性を使用し、よりクッキリハッキリとしたカールを出せますが、
その温度は60度〜90度で推移します。
それに対して、エアウェーブでの「乾燥」は
乾かす事が目的なので大体50度前後での使用です。
つまり髪の毛のタンパク質が熱変性しないのです。
なのに、ウェーブギャップが少なくなるのです。
超大手企業タカラベルモントが自信をもって
「第3のパーマ」
と言うだけの事はあります。
目玉焼き、ゆで卵、卵焼き・・・
なんでもいいですが、
熱を通したタンパク質を、戻す事は出来ませんよね。
ダメージうんぬん以上に、あの硬くなった質感は
もうどうしようもないのです。
現在、髪のダメージを最低限度にしよう!
と活動している私としては、先にエアを導入したかったのです。
いずれデジタルも入れたいんですけれどもね。笑
やはり質感の違いは、多少ありますからね〜
あとは髪との相性、とか。
※デジタルパーマとエアウェーブ、
どちらも、その扱う美容師さん次第で
ダメージや仕上がりの良さは上下しますので、
少なくとも現在のBはエアかな〜って話ですよ〜ノ
ここからが注意喚起なのですが・・・
まずalmaでは
エアウェーブ、と分かりやすく言っていますが
正確には
エアウェーブの機器を使用したウェーブギャップの少ないパーマ
であって
通常の「エアウェーブ」と呼ばれる工程とは違います。
だからメニューもエアウェーブとは書いておりません。
通常のエアウェーブのかけ方は
(サロンにより若干違ったりしますが、概ねこんな感じ)
コールドパーマよりも多少弱いパーマ1剤でまずパーマをかけて、
パーマがかかったらパーマ1剤を流し
その後からエアウェーブ機が登場し
まず10〜15分ほど温め(これをクリープパーマ工程と言う)
その後チューブを繋ぎ「乾燥」をまた10〜15分です。
(これをガラス化と言う)
あとはまたコールドパーマと同じくパーマ2剤をかけ、
流したら終了です。
売り文句は、
「普通のパーマよりも低ダメージで
よりしっかりとパーマがかかり、
しかもウェーブギャップが少ない!」
です。
この通常のやり方で「エアウェーブ」として
パーマを行っているサロンで・・・
既に通常のエアウェーブをかけている方
かけた事がある方
またかけようと思っている方
今後やってみたいと思っている方
この記事などを読んで「なんとなく」エアウェーブいいんだ!
と思われた方
などなど
損するから絶対に止めといた方がいい(B)
とくに
既に、現在、定期的に通常のエアウェーブをかけている方・・・
次回以降、絶対止めるべき!(B)
まぁ、それ言ったら、普通のパーマも、
普通のやり方でかけられるなら、オススメ出来ないんですけどね・・・。
続く!
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